スカイパレスアソシエイツに入社して料理の価値観が変わりました。それまでは職人しかいない環境のなかで料理人として育ってきて、難しい料理がクリエイトできる料理人が価値だと思っていました。
料理長になって、ある新郎新婦様からのご提案で実家が農家で米を作っているので、ぜひ披露宴で振る舞いたい。とお話しいただきました。そこで私が「そのお米を使った思い出の料理は？」と聞くと、「おにぎり」だと。だからこそ、おもてなしの豪華なフランス料理のコースの中にあえて「おにぎり」を提供することを提案しました。
そして、当日「ただいまお席にはこばれましたのは新郎のお父様のひとめぼれでつくった、おにぎりです。」司会者の言葉で会場はパッとあたたかな笑顔に包まれました。参列者の「すごい」、「おいしい」という声お父様や、ご親族の心から幸せそうな笑顔そんな光景をオープンキッチンから会場を眺め、私も幸せな気持ちになりました。

このような体験をもとに価値観について学び、何を求められているか考えながら、スカイパレスアソシエイツだからできる自由度と高いご提案のメニューができると思いました。もちろん、ブライダルの料理の食材やスキルは日々バージョンUPを目指して活動しています。

グランドメニューはある程度決まっているが、お皿の中の食材で四季を表現したりするために、私は宮城食材伝道師として県内産の契約農家さんなどの食材を多く使用したり、また、GOLD CHEFCLBU主催の第3回日本コレ賞JAPANN COLLET AWARDのコンクールにエントリーさせていただき、シャンパーニュとマリアージュの1皿でグランプリ（最優秀賞）をいただきました。
さらに、宮城県にあるワイナリー様にも足を運び収穫に必要な土壌の整備や植樹の作業体験をし、結婚式の料理長でありながら多様な活動で今後の企業展開に繋ぎたいと思います。
これらの活動をとおして、SORANOWA料理長淀谷×COLLET×宮城県内ワイナリーのマリアージュなどの料理イベントも開催予定です。

結婚式場のシェフ、プラスαの価値を求めて日々精進しています。もちろん個人のスキルだけでは、結婚式の料理は提供できないので後輩達をしっかり育成して、新郎新婦、ゲストの皆様に満足していただける料理のチーム作りに専念していきたいと思います。
またプランナーともとことんコミュ二ケーションをとり、スカイパレスアソシエイツの強みでもある料理をチーム一丸となり一つ一つ丁寧に、スローガンでもある「絆と感動をデザインする」を実行し、あたりまえを超えてゲストの感動に繋げていきたいと思います。